テクニカル

乖離率



こんにちは、一生放浪のるべいんです。


今日はオシレーター解説第一弾として、乖離率を取り上げていきます。はじめにオシレーター指標の特徴も簡単におさらいしていきましょう。

オシレーター指標の特徴

価格の振動をとらえる



Oscillator(オシレーター)とは、日本語で、「振動するもの」というような意味を持ちます。その名の通り、価格の変動の強さを捉える働きをします。

レンジ相場に対応できる



トレンド追随型のインジケーターは、トレンドがはっきりしている際に非常に有用なものとなりますが、レンジ相場ではだましが多くなったりと、適していません。


一方でオシレーター系のインジケーターは、トレンドがはっきりしているときのエントリーポイント策定には向いていませんが、手じまいの目安として使用することができます。また、レンジ相場でも有効です。

トレンド転換を先行して捉えられることもある



オシレーター系インジケーターと価格の変動が逆行する「ダイバージェンス」は、トレンドの転換を示唆するものとして捉えることができます。ダイバージェンスが見られたら、新規エントリーは控える、保有中のポジションを軽くするなど、の対応をすることができます。

乖離率

算出方法



乖離率とは、現在の価格が、移動平均価格からどれだけ離れているかを示す指標です。計算式は以下のようになります。



例えば、ある日のドル円終値が81円だったとします。また、その日時点の20日移動平均価格が80円だったとします。


すると、この日の乖離率は1.25%ということになります。

価格と乖離率



乖離率は、価格が短期的な天井や底を付けるときに、ほぼ同時に天井や底をつけることが多いです。


以下は直近のポンド円4時間足になります。


両者が天井・底をつけるタイミングは概ね一致しているのが分かります。


価格が安値(底)を更新しているのにもかかわらず、乖離率が逆行している場合はダイバージェンスと呼ばれ、トレンド転換の合図と考えられています。

トレンドと乖離率の値



乖離率は、価格と移動平均との差です。そのため、上昇トレンド継続中は、価格は移動平均線の上側で推移することが多く、つまり、乖離率はプラスの範囲で上下することが多くなります。


一方で、下落トレンド継続中は、価格は移動平均線の下側で推移することが多くなり、乖離率はマイナスの範囲で上下することが多くなります。


レンジ相場の場合は、価格と移動平均線は頻繁に交差するようになり、乖離率もゼロライン付近を行ったり来たりするようになります。


こちらは、ニュージーランドドル円日足になります。


乖離率を売買に利用する



グランビルの法則における、買い法則④、売り法則④で、「価格が移動平均から大きく乖離した際の反発でエントリー」というものを挙げました。



ここでは、具体的にどれくらい乖離したら大きく乖離したと判断するのかは、別のインジケーターなどを組み合わせる必要があると解説しました。


その判断の選択肢として、乖離率が挙げられます。




たとえば、直近のフラン円なんかは、乖離率-0.679%付近が強めのレジスタンスになっていることが分かります。このポイントに近づいたら、売りポジションを手仕舞うといった対応ができます。


ここでグランビル買い法則④のように、新規買いポジションを立てる場合には、逆張りになるので十分な吟味が必要になります。

それでは、オシレーター第一弾は以上になります。8月ですので、引き続き資金管理をしっかりしてトレードしていきましょう。