テクニカル

ダウ理論



みなさんこんにちは、一生放浪のるべいんです。


本日はダウ理論について、簡潔にまとめていきます。理解しているようでしていない基本の基本になりますから、きちんと復習していきましょう。

ダウ理論とは?



ダウ理論とは、「ダウ平均株価」で有名なCharles Dowが提唱した理論で、あらゆるテクニカル指標の基本となる理論とされています。


元々は、株価平均に関する理論として提唱されましたが、幅広い商品などにも応用できるということで、現代でも多くの投資家に学ばれ続けています。

基本原則

A.平均はすべての事象を織り込む



自然災害も、金融政策も、政治的要因も、全て平均に織り込まれていくということです。


テクニカル派的な表現をすると、平均というより、価格(=チャート)にすべて織り込まれていくと言ったほうが分かりやすいかもしれません。


わたしは過去検証時に、いちいちその日にどんなイベントがあったのか、要人の発言があったのかは調べません。チャートあるのみです。


だから実践トレードでも、ちょっとした指標くらいは気にしません。もちろん大統領選やブレグジット関連級になれば意識はしますが…..


つまり、検証から、「何事も価格に織り込まれている」前提で行っているということになります。

B.トレンドには3種類ある



トレンドには、「主要トレンド、二次的トレンド、小トレンド」の3つがあると言います。二次的トレンドは主要トレンドの調整であり、小トレンドは二次的トレンドの調整になります。


調整波は前段階トレンドの、3/1(38.2%)~3/2(61.8%)の戻しになると言われています。フィボナッチ級数としても知られている数字ですね。


非常に分かりやすいトレンドが出ていた、2018-19年の豪ドル米ドルの実際のチャートを見てみましょう。


こちらは日足チャートです。赤が主要トレンド、青が二次的トレンド、黄が小トレンドと捉えて良いでしょう。



こちらは4時間足です。二次的トレンド内の小トレンドが分かりやすく見て取れると思います。



こちらは、二次的トレンドの戻しを、フィボナッチリトレースメントで見てみました。3/1(38.2%)~3/2(61.8%)に収まっています。



こちらは、小トレンドの戻しを、フィボナッチリトレースメントで見てみました。3/1(38.2%)~3/2(61.8%)に収まっています。


C.主要トレンドは3段階からなる



最初の段階は、先行型投資家による買いです。底を捉えるようなイメージです。その次の段階は、明らかにトレンドの形成が見て取れる時期であり、一般投資家も参入してきます。最後は、メディアなども強気の報道をはじめ、さらに多くの一般投資家も参入してきます。


最終段階になると、底を捉えた投資家たちの利食いも入ってくるため、「天井で買う」リスクも考えなければなりません。

D.平均は相互に確認されなければならない



この理論では、「工業平均と鉄道平均」の両方で、同じシグナルが確認されなければならないとしていますが、為替で言えば、単に他通貨ペアだと考えればいいでしょう。


相関が強い他通貨ペアでも、以前の高値を超えてくる、などすれば、自分が監視しているペアの後に同じような動きになる可能性が高いです。同時である必要ではありませんが、できるだけ同時期に同じ動きが確認される必要があるとしています。

E.トレンドは出来高でも確認されなければならない



為替には、各業者が公開しているもの以外、公式な出来高指標はありません。ですが、上記のトレンドの段階を考えると、当然のことと言えます。

F.トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する



さきほどの例から言うと、こちらは高値も安値も共に切り下がっており、明確なトレンド転換と言えます。三尊が形成されているのも納得ですね。



上の例は下図の左側の例に当たります。しかし、右側の例だと、赤いラインでトレンド転換と捉えるか、ブルーのラインでトレンド転換と捉えるのかは、人それぞれだと言います。


というのも、左側の例で、高値Cは高値Aを超えられておらず、安値Bをも切り下げていっています。(Failure Swing)


一方で、右側の例だと、高値Cは高値Aを切り上げているにもかかわらず、安値Bを切り下げています。この場合は、「高値が切り下がったのではなく、安値が切り下がっただけだ」と捉えることもできるというのです。そのため、高値安値共に切り下がるブルーラインまで待つ必要があると考えることもできます。(Nonfailure Swing)



以上、ダウ理論の解説をしていきました。あらゆるテクニカルの基本となることなので、しっかり理解しましょう。迷いが出たら、基本に帰ってみることも大切です。