テクニカル

トレンドの概念① サポートとレジスタンス



みなさんこんにちは、一生放浪のるべいんです。


本日のテーマはサポートとレジスタンスになります。水平線、トレンドライン、チャネルを扱うため、少し内容が多くなります。ですので、4本立て(前後する可能性はあります)で書いていきます。


今後の予定ですが、②トレンドラインとチャネル③ファン理論④スピードレジスタンスラインになるかと思います。

サポートとレジスタンス

心理的背景



レジスタンスとして働いていた価格が、上抜けされるとサポートに変わるというのはかなりよくある動きです。その心理的背景について解説しています。



サポートとして機能していた、赤いラインを上抜けした時の状況を考えてみます。市場には、


①買いポジション持ち
②売りポジション持ち
③ポジション無し 今後のエントリーを模索中
④ポジション無し 既にポジションを手仕舞ってしまった


この4種類の参加者がいます。①ですが、Aあたりでエントリーできた早期参入者です。Bも納得の売りポジ構築地点なので、②も理解できます。③は、このライン付近でどっちに行くのか、様子を見ていた人たちです。また、Bは新規売りポジだけでなく、利食いにも絶好の位置ですので、④も全うです。


さて、今はこのラインを上抜けブレイクしたじょうきょうについて考えてみます。①~④の市場参加者はどう考えているでしょうか。


①買いポジション持ち
自分に都合のいい方に動いた。できるだけ良い条件で追加で買いたい。(ピラミッティングしたい)


②売りポジション持ち
反発すると分析したが、ブレイクしてしまった。できるだけ良い条件で手仕舞いたい。(=買い戻したい)


③ポジション無し 今後のエントリーを模索中
上方向だな。できるだけ良い条件で買いたい。


④ポジション無し 既にポジションを手仕舞ってしまった
ここを超えてくるなら、手仕舞わなければよかった。手仕舞った価格付近でもう一度買い直したい。


つまり、市場参加者全員が、「押し目買い」を狙っていることになります。こうして、以前意識されていたレジスタンスがサポートに転換という動きが起こるんです。まさに、市場心理ですね。


また、こうしたポイントは、「どれだけの期間意識されていたか」「出来高は多いか」これによっても、信ぴょう性は変わってきます。長く利いていた方が、出来高が多いほうが、信頼度の高いポイントとなってきます。


とはいえ現実問題、長く利いていたポイントを超えると一直線に上がっていってしまうことも多いですが…….

どれくらいでブレイクと判断すべきか



では、重要ラインをどのくらい上抜けしたら、ブレイクしたと結論付けて良いのでしょうか。ジョン・J. マーフィー著 『先物市場のテクニカル分析』第3章では、10%ルール、短期トレーダーなら3~5%ルールが例として出されていました。


1USD=100円のラインをブレイクしたとすると、3%ルールでも103円まで上昇しなければならないことになります。


あくまでこの本は商品先物ベースで書かれたものであって、このルールは為替の短期~中期トレードには適用できないかと思います。あくまでそれぞれの検証結果に従うべきでしょう。


ただ、「サポートとレジスタンスの逆転が起こるのは、マーケット参加者が自らのまちがいを確信せざるをえないほど価格が離れた時に限られる」ということです。だましにかからないためにも、無理な突っ込みエントリーは避けたいものですね。

キリの良い数字



キリの良い数字とは、105.00や113.50といった数字になります。こうしたポイントでは注文が入りやすいので、ぴったりで注文を入れるのは避けるべきです。


さきほど見たように、重要ポイントでは多くの人が押し目買いを狙っていることになります。つまり、付近での買い圧がかなり高くなることになります。


そのためそのポイントぴったりまで下がらないことも多いので、少し上に注文を出しておく方が良いかもしれません。


また逆に、そのポイントまで到達しても、「反発しやすいポイント」でもあるため、損切は少し下に設定することが推奨されています。


このラインを抜けたから買ったのだから、戻ってきたら損切りというルールを設けていても、損切りにかかった途端に上がっていったなんてことはよくあります。


初心者の方が必ず一度は「自分のポジションは業者に監視されている」と考える所以でもありますね(笑)


マイナー通貨なんかはスプレッドもバカにならないので熟考したうえでルール構築をする必要があります。以前「狙っていたポイントの10pips手前から、分割でエントリーしていく」といっているトレーダーさんも見かけたことがあります。


初めは難しいと思いますが、多少損切り幅が広くなるとしても、分割エントリーや多少悪いレートでのエントリーも許容し、練習・検証を重ねてみるのも良いかもしれません。

トレンドの概念第一弾は以上になります。


テクニカルは、初めて学んだ時と、しばらく経験を積んでからもう一度学んだ時と、まったく違う見え方になります。


暗記学習のように一気に時間を費やしたところで、それ相応の知識を理解できるわけではありません。数か月、数年単位の時間がどうしてもかかってくるものだと思います。


ですので、無理せず、1つずつコンスタントに学んでいきましょう。