テクニカル

トレンドの概念③ チャネル



こんにちは、一生放浪のるべいんです。


本日は、トレンドの概念③チャネルについて書いていきます。トレンドラインの応用になるので、チャネルをブレイクされた場合の対応についてをメインに取り上げていきます。


前回記事にもぜひ目を通してみてください。

チャネルブレイク



チャネルとは、トレンドを表す1本のトレンドラインのとは異なり、「トレンドの幅」つまり、どこで上げ止まり、どこで下が止まる傾向にあるのかの両方を表していると言えます。


そのため、どちら側にブレイクされるにしても、重要な意味を持ってきます。

メインのトレンドラインがブレイクされる場合

USDJPY 日足 2016年

EURUSD 日足 2017~18年



このようにして、メイントレンドライン、つまり、現行のトレンドが上昇なら、下側のトレンドライン、現行のトレンドが下降なら、上側のトレンドラインがブレイクされれば、逆のトレンドもしくは強い反発が発生するシグナルになります。

メインとは逆側のトレンドラインがブレイクされる場合

GBPUSD 1時間足 5~6月

USDJPY 1時間足 2~3月



現行のトレンドの勢いが増しているシグナルです。~1時間くらいの、比較的短い時間足で良く見られます。


チャネルを引く基準にもよりますが、私の場合、日足レベルはゆるめに見積もって引いているので、なかなか発生するものではありません。


トルコリラやスイフラショックくらいですね…..極端な例です。

USDTRY 週足


価格がチャネルの上限(下限)に到達しなくなった場合



きれいなトレンド(チャネルの両側に複数回タッチしている)を描いているのに、上昇トレンドでは上側、下降トレンドでは下側のラインに到達しなくなることがあります。


これを、現行のトレンドが弱まっている、チャネルブレイク(現行トレンドの終了)が近いことのシグナルとして捉えることもできます。


保有中のポジションを利食うなどの目安にできますし、トレンドが転換するとの仮説を立て、新たなチャネルを用意してみると、初動を取ることもできます。勝率は下がりますが、リスクリワードは良くなります。


最近だと、EURGBPが良い例です。

EURGBP 4時間足



異常にきれいなトレンドを作っていたユーロポンドですが、チャネルの上限に達せず、ブレイクしていきました。


勢いをつけて下落という流れにはなりませんでしたが、上昇トレンドが弱まり、横ばいになっています。


ゆるやかな上昇になるのか、下降に転じるのか、今後の展開が楽しみです。

チャネルの修正



以上のように、どんな形であれチャネルがブレイクされると、新たなチャネルを引くもしくは角度を調整するといった作業が必要になってきます。


現行のトレンドの調整波が、そのまま使える場合もあります。

EURJPY 1時間足 4月



この場合、上昇が弱まったな、と感じた場合、矢印地点で次の下降トレンドのシナリオを立てることができました。角度的にも、幅的にも悪くありませんね。


この場合はうまくいっていますし、特に~1時間程度の短期ですとうまくいく場合は少なくありません。しかし、もちろん外れることもあるので、「予想」ではなくあくまで「仮説」を立てる作業になります。


前回のトレンドラインの回も含め、追加のトレンドラインを引いたり、移動平均を併用したり、いろいろな修正例を挙げていきましたが、全ては仮説を立てるにすぎず、結局のところ答えはありません。


次に、非常に難しかった例をご紹介します。これが日常ですね。

修正に迷いが生じる例 AUDUSD 3月~現在

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: a-1-1024x526.jpg

今でこそ上昇トレンドだったと分かる訳ですが、黄色い部分に居た頃は、非常に分かりにくかったです。上昇トレンド終わりか?と思うと、わずかに高値を更新し、様々な角度でチャネルが作れる状態でした。


時間を遡り、追ってみていきます。

<1>4月22日 4時間足

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 4-1-1024x490.jpg


このように全価格を含めても、かなりきれいなトレンドが描けています。

<2>4月22日 4時間足

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高値をしっかり意識すると、安値にわずかにはみ出る部分はできるものの、2~3月の急落の底はオーバーシュートと捉えるとすれば、きれいなトレンドが描けます。日付を進めてみます。

<3>5月13日 4時間足

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<1>のチャネルは完全に下抜けしていますが、いまいち下落に勢いもつきません。

<4>5月25日 4時間足


ゆるやかなチャネル<2>のほうも完全に下抜けていますが、下落に勢いがつかないどころか、わずかに高値を更新しているように見えます。


ここでいくつかの候補が出てきます。

<5>5月25日 4時間足 全ての価格を含めた上昇チャネル

<6>5月25日 4時間足 下限を意識した上昇チャネル


ちょっとゆるやかかなと感じます。

<7>5月25日 4時間足 直近の動きを重視した収まりの良い上昇チャネル


かなりゆるやかだと思いますが、直近の動きはかなりきれいに収まっています。短期トレードだったら、この間で地道に取っていきたいなという印象です。

<8>5月25日 4時間足 上昇は終わり、レンジに移行したとみる



<1>のチャネルが崩れた時点で、上昇は終了し、横ばいの段階に入ったとする候補です。

  • わずかに高値を更新していること・複数の上昇チャネルが引けることを考えると、上限ショートも厳しい
  • 下限に達したらほとんどの上昇チャネル候補を下抜けしていることになる→下限ロングすると、チャネルの下限で反発する可能性がある


そのため、レンジ内での取引も難しい、そんな状況でした。



結果としては、今現在も上昇トレンドにあり、日足レベルのレジスタンスも超えてきているということになります。


クリアにチャート分析ができることばかりではないので、インジケーターを併用するなどして、自分なりの目安を作っていくことをおすすめします。


初期のころは、勝率が高いシグナルを出すインジケーターを探してしまいがちですが、インジケーターの使い道は、売買のシグナルにするだけではありません。


いろいろなものを試し、自分にフィットするもの、納得感のあるものを見つけていきましょう。


今日は月末になりますので、無理せず頑張っていきましょう。